多文化共生センター東京からのお知らせ

東京都子育て応援ファンドモデル事業「外国にルーツを持つ親子支援事業」を実施します

特定非営利活動法人多文化共生センター東京(以下、当センター)は、東京都子育て応援ファンドモデル事業を受託し、平成26年10月1日から平成27年3月31日までの期間で、「外国にルーツを持つ親子支援事業」を実施することとなりました。

現在、東京都には総人口の3%にあたる約39万4,000人(2014年統計)の外国人が居住しており、日本国籍を取得した人も含めれば、さらに多くの外国にルーツを持つ人々が暮らしています。異なる文化背景を持つ者どうしが相互に尊重しあう多文化共生社会の実現は急務で、生活の様々な分野での行政施策や諸団体の支援活動、一般市民への啓発などが期待されており、それは育児や教育分野にも当てはまります。

ところが現状では、外国にルーツを持つ子どもたちとその親が安心して子育てをし、教育を受けられる環境が十分に整っているとは言えません。事実、彼・彼女たちの中には、日本語が不自由であることなどを理由に生活地域の中で孤立したり、必要な情報を得られずに、悩みや不安を抱え込みながら生活をしているケースが少なくありません。

そこで当センターでは、外国にルーツを持つ親子が安心して子育てをし、教育を受けるための支援とその環境づくりを目指し、関係機関や地域と連携しながら当事業を実施します。具体的には次の3事業です。

1.外国にルーツを持つ親子に対する多言語対応の相談窓口の開設
2.小学校・中学校編入前、高校進学前の子どもたち及び小学生、中学生に対する居場所の提供と日本語・教科の指導
3.多言語による相談支援者の養成

本事業は、多言語対応の相談窓口の設置とその後の継続的な教育支援、さらに相談支援者の養成までを総合的に行う点で、画期的な取り組みといえます。

なお、本事業の受託期間は平成27年3月31日までですが、当センターでは期間満了後も上記事業内容を継承した活動を続け、外国にルーツを持つ人々が暮しやすい多文化共生社会の実現を目指します。

本事業の詳細は以下までお問い合わせください。

■お問い合わせ先
特定非営利活動法人多文化共生センター東京
東京都荒川区西尾久6丁目9-7 3階
電話・FAX:03-6807-7937 Eメール:tokyo@tabunka.jp
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