外国につながる子どもたちの教育、特に学齢超過の教育について関心が高まっています。東京・神奈川は外国籍住民の多い場所であり、文部科学省の「日本語指導の必要な児童・生徒の調査」によっても、神奈川3,634名、東京2,796名(平成24年度)と日本語指導が必要な児童・生徒数は多いと言えます。
外国につながる子どもたちが日本の学校で学び始めてかなりの時間が経過しました。しかし、その外国につながる子どもたちにとっては、学校教育そのものが充分に保障されているとは言い難い現状です。学齢期であっても学校で学べていない子どもたちがいると現場では報告されています。教育は、どの子どもにとっても将来の夢を実現させるために欠かせないものです。しかし、さまざまな理由で来日した彼ら/彼女らのおかれている環境は厳しく、実に多様な問題を抱えています。
これまでわたしたち4団体は「定住外国人の子どもの就学支援事業虹の架け橋教室」等により、学齢超過の外国につながる子どもたちを学校教育につなげてきました。日本は「子どもの権利条約」を批准し、日本国民以外にも教育を保障する必要があります。同時に、外国につながる子どもたちは、日本国内で成長し、共に日本を支える社会の一員であるとも言えます。しかし、残念ながら、現状では彼ら/彼女らの学習権が保障されているとは言えません。特に子どもたちや支援団体にとって大きな励ましとなってきた「虹の架け橋教室」は来年度をもって終わります。こうした状況下で民間団体単独では十分な支援は難しく、国や自治体との「協働」の取り組みが求められています。
今回のフォーラムは、外国につながる子どもたちの現状と実践の広がりを報告するとともに、今後の取り組みの在り様に向けて、みなさまとともに考えたいと思います。
開設日:火曜~金曜 9:00-18:00
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